廣瀬 智央/satoshi hirose
美術家
廣瀬智央(1963年生まれ)は、インスタレーションから環境介入、パフォーマンスから彫刻、写真からドローイングまで、多様な素材や言語を用いて作品を制作しています。「動き」「変化」「不安定さ」「曖昧さ」「軽やかさ」「恣意性」そして「儚さ」といった要素が、彼の探求の核を成しています。そして、それは「可能性」という概念を通して、濃密な概念を幅広く包含し、作品全体にしなやかな流動性を生み出す統一要素となっています。日々の生活の純粋さと本質を表現するために、彼は世界中の様々な文化に根ざした概念の連想ををつなぎ合わせます。頻繁に旅をし、そこで出会う様々な現実を鋭く観察・吸収する彼は、そこで得た知見を自身の芸術的実践の出発点としています。